隙間時間でこっそりできる、1分間英語勉強法

隙間時間でこっそり1分間英語勉強法勉強法

休憩時間や仕事中の暇な時間に、こっそりできて英語が上達する勉強法と、その具体的なやり方をお伝えします。隠れてやらなくても、ほとんど道具を使わないので、ばれて気まずい思いをすることもありません。

おうちで準備をする気合の入った方には、隙間時間をより有効に使うための、準備についてもお伝えします。

世の中、どうしても手待ちができたり、暇な移動が多かったり、そんな職種の方もいらっしゃると思います。そんな方に時間を有効に使ってもらいたくて、この記事を書きました。仕事をサボることを推奨しているわけでは決してありません。仕事は仕事で健全にこなしつつ、ついでに英語も上達させましょう。

何も持てないなら

仕事中に限らず、手元に何も無い状況は多いと思います。そんなときを有効利用できたら、強いですよね。

覚えている単語のイメージ化

単語を、とっさに口から出るように強化しましょう。

あなたは、単語をどのように覚えているでしょうか。“shut”という単語があります。多くの人は、日本語で「閉める」と覚えているんじゃないかと思います。

私は、こんなイメージで覚えています。「(宝くじ売り場のおばちゃんが、仕事が終わって)シャッターをガラガラっと閉めているところ」

日本語で英単語の意味を覚えていると、英語を喋ろうとしたときに、次のようなデメリットがあります。

  • 日本語でしか思考できない
  • 口を開く前に、日本語を英語に訳さないといけない
  • いちいちタイムラグが発生する

これを防ぐには、単語をイメージ化しておくのが一番です。

そもそも、あなたが何か頭の中で考えるとき、いちいち言葉の定義を思い出したりするでしょうか。

「あぁー疲れたなぁー」(あぁーは感嘆詞だな、感情を表現するものだ。疲れとは、活動して体内のエネルギーが枯渇し、休息が必要なことを知らせる信号だ。)

ター○ネーターだったらこんな感じかもしれませんね。でもあなたは、疲れを体で感じて、体で知っているでしょう。だから、疲れていないときでも、疲れているときのイメージを思い出して、そのイメージで考えたり喋ったりすることができる

実はこれが、英会話のコツです。

  • 英語で思考できなければ、英語で話すことはできない
  • 英語で思考するには、イメージ化が有効

どうすればイメージ化できるか

簡単です。頭の中で、反復練習しましょう。

shutという文字と、シャッターを下ろしている動作と、ガラガラっという音などをいっぺんに思い描いてください。

次に、頭の中で「shut」と言いながら、そのイメージを再生させましょう。

10回くらい、繰り返し頭の中で再生してみてください。どうですか?もう、shutの字を見ただけで、勝手にシャッターが下りてきませんか?

イメージを反復練習すれば、反射で出てくるようになる

イメージ化については、こちらのページでより詳しく説明しています。イメージ化が終わっている単語の在庫が増えたら、英会話もできちゃいそうですよね。

英語を英語で理解できるようになる、その方法

英語で考え事をする

上記でコツがかなり書かれていますが、英語で考え事をしましょう。はじめはほとんど何も考えられないと思います。

「赤ちゃんかよっ!!」

みたいな状況なんじゃないかと思います。でも、それでOKです。とにかく、日本語禁止で、英語だけで思考してください。これが実は、ニューヨークやロンドンに一人で取り残されてしまったときの、あなたの現実なんです。

赤ちゃんから始めましょう。「おなかがすいた」「眠い」「疲れた」と、お母さんに伝えてみてください。「あれはなぁに」は言えますか?「お母さん大好き!」はどうでしょう。

本能的なことから始めましょう。また、「伝わらないと困るな!!」ということがイメージできることも重要です。

おなかが減ってるのって、辛いですよね。それを解決してほしくて、食べ物をだしてほしくて、訴えてるわけです。こういう気持ちを伝える道具こそが、言葉。言葉を覚えるには、気持ちを伝えたいんだと、思い込みましょう。

  • 日本語禁止
  • はじめはカタコトで、単語一語でもOK
  • 考え事をするときは、本気で伝えたい気持ちになる

基本なくして応用はありません。まずは5歳児になれるまでがんばりましょう。

いきなりすらすら英語は出てこないと思います。スマホが使える状況になったら、辞書を引きましょう。本気で伝えたいことがあって、それが出てこなかったら、メモしてなくたって覚えていられます。

そして、言葉が出てこなくて困っている感情がイメージできていたら、そのことも英単語の記憶を補強します。半年もやったら、もう英語でコミュニケーションが取れるようになっていますよ。保障します。

紙とペンが持てるなら

紙とペンがあっても、教材やスマホが使えなければ、材料はあなたの頭の中にあるものだけですね。それなら、やることは一緒です。やったことをメモに残して、復習がしやすい程度ですね。

ただし、事前におうちで手間がとれるなら、反故紙のきれっぱしに、イメージ化したい単語や、苦手な文法をリストアップしておくとはかどるかもしれません。

イメージ化のための準備

単語をイメージ化するといっても、準備があったほうがやりやすいのは事実です。動詞なら、動作をイメージすればいいからカンタン。でも、形容詞は?「哲学」とかの抽象概念はどうしたらいい?

そんなときは、単語をグーグル画像検索して、その画像のなかから、あなたの実感に沿うものを選びましょう。

試しに形容詞 “beautiful” を検索すると、きれいなお姉さんが出てきました。哲学 “philosophy” なら、宇宙とか、ギリシャ人のおじさんとか。

次の日のイメージ化のために、どんなイメージにするか決めておいたら、反復練習がはかどりますね。

イメージ化の準備は、グーグル画像検索を使おう

苦手な文法をメモして反復練習

苦手な文法は、その表現で自分が伝えたい例文を作りましょう。それを反復練習すれば、体に染み込ませることができます。

例文を作る自信がなかったり、不安であれば、参考書に載っている例文を使いましょう。単語をひとつ置き換えたりすると、より効果的です。

このとき、必ず例文を自分の身に置き換えてください。そして、「そうそう!」と実感できる例文だけを使うようにしましょう。用意される例文にも限界があるので、工夫も必要です。

例えば、”unless”。

①「合言葉を言わなきゃ入れてあげないよ」
I can’t let you in unless you give the password.
子どものころに秘密基地遊びをしたことがあるなら、あなたがこれを言っているように、自分に置き換えて実感できますね。

②「経験がなきゃあ、職にはつけないよね」
You can’t get a job unless you have experience.
これは就職氷河期の経験とか、今仕事を探しているとか、社会人じゃないとピンとこないかも。

③「車がなかったら、ちょっとそこに行くのは厳しいと思うよ・・・」
Unless you have a car, it’s difficult to get there.
地方に住んでいる人なら、身に染みてわかるんじゃないでしょうか。

実感が伴わなければ、その文法で何かを伝えようと思える日は来ません。だから絶対に身につきません。

例文は、実感が伴うものを厳選する

例文を探すには、身近な例文がたくさんのっていて、わかりやすい文法書が必要かもしれません。反復練習のときは、そうやってメモした例文を見ながら、繰り返し頭の中で唱えましょう。ちゃんと選んだ例文なら、体で覚えることができます。

ただし、きちんと自分がそう思って、相手に伝えるつもりで、唱えてくださいね。

  • いい例文を、繰り返し頭の中で唱える
  • 頭の中で唱えるときは、実際に伝えるつもりで

おすすめの文法書は、こちらの記事の中で紹介しています。

中卒でもゼロからはじめて英語がしゃべれる勉強法

まとめ

手ぶらでも、できることは結構あることに気付いてもらえたでしょうか。机に向かって勉強できないときにこういうことをやっておくと、いざ話すときにもポンポン言葉が出てくるようになります。

  • 単語をイメージ化して反復練習すれば、反射で出てくるようになる
  • イメージ化には、グーグル画像検索が有効
  • イメージ化ができたら、英語で考え事をする
  • 英語で考え事をするときは、本気で伝えたい気持ちになる
  • 例文は、実感が伴うものを厳選する

僕は今では、当たり前のように英語をイメージでとらえています。でも、それを身につけるには、たくさんの遠回りをしました。10年前の自分に、この記事を見せてあげたいくらいです。

この方法で英語を覚えるようになってからは、単語がポンポン出てきて、スムーズに会話での意思表示ができるようになりました。僕のお気に入りの方法なので、ぜひ試してもらえればと思います。

英語は難しくありません。やれば誰でもできるようになれます。隙間時間を有効活用して、ぜひあなたも英語話者の一人になってください。あなたがより良い英語ライフを送れるよう応援しています。ここまで読んで下さって、ありがとうございました。

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