あなたはpenとpanを英語で言い分けられますか？聞いたときに、「ペン」なのか「なべ」なのか、聞き分けられるでしょうか。日本人にとって紛らわしい発音、短母音【A】と【E】の発音を、図解で押さえて練習しましょう。
この記事では、英語を始めた誰もが混乱する、短母音【A】と短母音【E】にしぼって、発音方法をお伝えします。
しっかり使い分けられたら、かっこいいですよね。この記事でトレーニングすれば、ちゃんと覚えられますよ。
アメリカの大学や語学学校のウェブサイトを参照して記事を書いていますので、安心してご覧ください。
短母音とは、母音の分類のひとつ
短母音とは、他の母音とつながっていない、独立した母音です。bedやcatなどがその例です。
英語の母音は、数え方により異なりますが、細かく数えると26個にもなります。
その分類方法のひとつとして、下図の分け方があります。
この記事では、このうちの短母音のAとEをご説明します。
短母音、長母音となっていますが、音の長さではないことだけ知っておいてください。（僕としては、なんで単母音、複母音にしなかったのかなぁなんて思ってます）
図解を見て、口の作り方をおさえよう
| a | e | |
| 口 | 大きく開く | 小さく開く |
| 舌 | 前歯もしくは唇につけるが力は入れない | 完全にリラックス |
| 唇 | 少し力を入れる | 完全にリラックス |
| 音の長さ | 長い | 短い |
aは口を大きく開けて、長めに発音しましょう。日本語の参考書を見ると、
「アの口の形でエーといいながら思いきりあごを下げ、唇を左右に軽く引いて発音しましょう」
引用：「DVD＆CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」
とあります。
eは日本語のエでも十分通じます。同じく参考書には、
「日本語のエと言う時よりも唇を左右に引きましょう。つまったような感じではっきりエと言うと、eの発音をすることができます」
引用：「DVD＆CDでマスター 英語の発音が正しくなる本」
とあります。
図および解説の参考サイト：
Learn to Pronounce Sounds in American English / Seattle Learning Academy
Brain and Language / Tulane University
Some /l/s are darker than others / University of Pennsylvania Working Papers in linguistics
図を見ながら、発音を真似してみよう
口の形を確認しながら、何度も発音練習をしてみましょう。自分で口を動かすことで、発音を体で覚え、聞き取りもできるようになります。ネイティブに通じるかっこいい英語を目指しましょう。
a /æ/ cat
e /ɛ/ bed
a /æ/ pan（なべ）
e /ɛ/ pen（ペン）
a /æ/ sad（悲しい）
e /ɛ/ said（言った）
a /æ/ bat（バット）
e /ɛ/ bet（賭ける）
僕の英語は、一人旅で100人以上と仲良くおしゃべりをしてきて、ほとんど聞き返されなかったくらいには通じる発音です。ですがどうしてもネイティブの発音がいいという人もいると思うので、そういう人は、「short a vs short e」でyoutube検索してみると、動画を見つけることができます。
まとめ
習得できるまで、このページをブックマークして、何度も練習してみてください。
発音は自転車と一緒で、覚えるまでには多少時間がかかりますが、覚えてしまえば楽に上手に使えるようになります。
ネイティブレベルの発音を目指してがんばってみてください、応援しています。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。