洋楽和訳解説「10,000 Hours」ジャスティンビーバー 優しく情熱を歌い上げるラブソング

ジャスティンビーバーと Dan + Shay の「10,000 Hours」の解説です。

Dan + Shay はカントリーシンガーで、彼らとコラボレーションすることにより、カントリー調の曲に仕上がっています。

優しい雰囲気のあるラブソングです。

文法解説「10,000 Hours」by Dan + Shay, Justin Bieber

make you dance

make 人 動詞 で「人に~させる」です。

この make は使役動詞で、使役動詞には他にlet, have, get があります。

この中で、make だけが「強制的に~させる」という、命令や強制力のニュアンスを持っています。

ですが、今回は主語が rain や song と非生物になっています。

このばあい、the rain makes me dance「雨がふると、つい踊っちゃうんだよね」というニュアンスになります。

あまりに好き、もしくは嫌いで、もはや選択の余地がなく、踊ってしまう、笑ってしまうという表現です。

I‘d spend ten thousand hours

この would は仮定法過去で、意思の will の過去形です。

「(そんなに時間がかかることは実際にはありえないとは思っているけど、もし仮にかかったとしても)10,000時間でもかけるよ」という表現です。

I will spend と言った場合、本当に10,000時間かかると思っていて、「10,000時間がんばります」と言っていることになり、ニュアンスとしては大きく変わります。

すぐあとの might も同じで、I might never get there 「たどりつかない(きみの心を理解し終わらない)なんてこともあるかもしれない」というのが仮定法の使い方です。

これを may に置き換えると、will と would ほどの違いはでませんが、思っている可能性の度合いが変わります。

may の方が、might よりも可能性が高いと考えている表現になります。

「may は可能性のありそうなこと、現実的なことに使われる。一方で、might は仮説や現実的でないこと、可能性の低いことに使われる。例文を比べると、might は憶測や実際には起こらなかったことに使われていることがわかる。」

May is used to express what is possible, factual, or could be factual. For example,
He may lose his job.
We may go on vacation.
I may have dessert after dinner.

Might is used to express what is hypothetical, counterfactual, or remotely possible. For example,
If you hurry, you might get there on time.
If I had shown up on time, I might have kept my job.
If I win the lottery, I might buy a Ferrari.

Right away we notice that might deals with situations that are speculative or did not actually happen, i.e. hypothetical, whereas may deals with situations that are possible or could be factual.

May vs. Might: What’s the Difference?

I’m gonna

スラングで、I’m going to の略です。

be going to は、「(前から決めていて)~するつもりだ」です。

will と比べると、will は「(今決めたんだけど)~するつもりだ」になります。

この歌では、ジャスティンが相手を愛しているのは明らかです。

一万時間かかっても、一生かかっても、(今も愛してるし、これからも)君を愛するよという表現です。

I will love you と言うよりも、男が熟慮を重ねてきた様子が感じられる表現です。

gottacure my curiosity

gottaは口語で I have got to 「~しなければならない」です。

文章で書くとバツをもらう表現ですが、会話では誰もが使う一般的な表現です。

堅い表現ではありませんが、不適切となる状況も少ないでしょう。

curiosity は「好奇心」で、君の心や夢やいいところや悪いところ、ぜんぶ知りたくてたまらない。

その好奇心を cure 「癒す」しなければならないので、「きっちり知ってしまわなければ直らない」つまり、隠させはしないよ、と遠まわしに言っている表現になります。

まとめ

歌詞の内容は難しくなく、スピードも速すぎないので、リピートして英語の練習をするにはぴったりな曲だと思います。

気に入ったら、何度も繰り返し歌ってみましょう。

タイトルとURLをコピーしました