洋楽和訳解説「Imagine」 – John Lennon 歌の意味を覚えて英語を上達させよう!

洋楽で英語学習

こんにちは、今回は誰もが知っている平和の歌、ジョンレノンのイマジンの和訳・文法解説です。

この歌は、ジョンレノンが意図的にそうしたのか、とても易しい英語で書かれていることもその特徴だと思います。

ただし、易しいといっても、それは英語話者にとってのこと。

今英語が話せなくて、話せるようになりたいなら、わからないことは何でも潰していきましょう。

歌詞和訳 Imagine – John Lennon

Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us, only sky

想像してごらん 天国なんてないって
簡単だよ やってみれば
僕らの下には 地獄なんかないって
僕らの上には 空しかないって

Imagine all the people
Living for today

想像してごらん 全ての人が
今を生きてるって

Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion, too

想像してごらん 国なんて無いって
難しいことじゃないよ
殺す理由も 死ぬ理由も
宗教も無いって

Imagine all the people
Living life in peace

想像してごらん 全ての人が
穏やかに暮らしてるって

You, you may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you will join us
And the world will be as one

君は僕を夢追い人というかもしれない
でも それは僕だけじゃないよ
いつか 君も僕たちの仲間になってくれればいいな
そうして 世界がひとつになるんだ

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man

想像してごらん なにも持っていないって
できるかなぁ君に
物欲や飢えは無くていいものなんだ
人間としての兄弟愛さ

Imagine all the people
Sharing all the world

想像してごらん 全ての人が
世界を共有してるって

You, you may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope someday you will join us
And the world will live as one

君は僕を夢追い人というかもしれない
でも それは僕だけじゃないよ
いつか 君も僕たちの仲間になってくれればいいな
そうして 世界がひとつになって生きるんだ

文法解説 Imagine – John Lennon

Nothing to kill or die for

kill for は、特に句動詞ということでもありませんが、「~のために殺す」です。

国境や宗教が無くなれば、と歌っていますから、戦争や、過激派宗教のテロリズムなどを想定しています。

愛国心と言うものは、戦争が起きれば、相手を殺す強力な動機になるでしょう。

テロリストたちも、本人にとっては誇り高い動機をもって、人を殺すわけです。

復讐殺人も、誇り高い行為であるということを100%否定しきれるものでもないでしょう。

このような行為が、kill for「~のために殺す」です。

なお、これに仮定法の would をつけて、I’d kill for とすると、「めっちゃくちゃ欲しい!」になります。

Queen – I Was Born To Love You で使われていますので、そちらも見てみてください。

die for も同じで、「~のために死ぬ、~に殉ずる」です。

to kill for と to die for が、形容詞として nothing にかかって、全体として名詞の句になっています。

for 自体に「理由/利益」の意味がありますので、(There is)nothing to kill or die for で、「殺す理由も死ぬ理由もない」となります。

なお、nothing は単数扱いの代名詞なので、There is です。

また、or が使われていますが、なぜ and ではないのかと思う人もいるかと思います。

これを and としてしまうと、「殺して死ぬ」という行為がセットになってしまいます。

自爆テロや神風特攻などを除けば、殺す人と殺される人は別々ですから、「殺す人もいれば殺される人もいる」という並べ方をするために、and ではなく or が使われています。

possessions

possession は「所有物」です。

家も、車も、スマートフォンも、服も、バッグも靴もお金も、みんな possession です。

Imagine no possessions なので、それらの所有物をなんにも持たない、所有という概念すらない状況です。

スマートフォンが無いだけでも、なかなか厳しいですよね。

wonder if

wonder は「疑問に思う、不思議に思う」です。

wonder if で、丁寧な依頼の表現をすることができます。

a polite way of asking someone for something such as information or their opinion, or asking them to do something
I wondered if you could possibly lend me some money?
I was wondering whether you would like to come to the theatre with me?

https://dictionary.cambridge.org/spellcheck/english/?q=wonder+if

例文の I wondered if you can lend me some money? を、Can you lend me some money? と比べると、違いが分かります。

これは、日本語の敬語表現とも共通する、遠まわしな言い方です。

「お金を貸してくれないかなぁと思ってるんだけど」⇒主語が自分

「お金貸してくれない?」⇒主語が相手

Can you だと、相手(の能力)を問題にしているので、依頼する立場としては偉そう、不遜、生意気です。

これを、「私はこう思ってるんです」とすることで、自分が勝手に考えていることという自分の問題になり、柔らかな表現になります。

これが、wonder if が「丁寧な依頼」だということの意味です。

もう少しくだけて、友だち同士だけど礼儀は失したくない程度の丁寧さにしたいなら、Can I ask が便利です。

wonder if と Can I ask の中間程度に、May I ask という言い方もあります。

なお、依頼表現だとしても wonder 「疑問に思う、不思議に思う」の意味が失われるわけではありません。

歌詞 I wonder if you can の訳においては、依頼と捉えるか、疑問と捉えるか、文脈から確定することはできません。

ブログやサイトによりどちらの訳もあるようですし、聴く人それぞれに、好きに解釈すればいいことかと思います。

当サイトでは、possessions を全て放棄しきることの難しさや、想像することの精度をジョン・レノンがどれだけ求めているかわからないこと、彼本人も someday と言っていること、この歌は平和を”強制”するものではないことから、依頼ではなく疑問と捉えて訳しました。

No need for greed or hunger

There is no need forで、「~の必要はない」「~するべきでない」です。

there is no need (for someone) to do something
or
there is no need for something

used for saying that something does not have to be done or should not be done
There’s no need for you to stay late – I can finish this.
There’s no need for all this violence.

greed は、「強欲」で、キリスト教の7つの大罪の一つですね。ただし、この言葉を使ったからと言って、必ずしもキリスト教的な文脈になるわけではありません。

もちろんこの Imagine でも、no religion と歌っているわけですから、単純に「欲張り、強欲」と捉えればOKです。

hunger は、「飢え」のほかに、「強烈な欲望、渇望」という意味もあります。

まとめ

この曲を暗記して、カラオケとかキャンプなんかでみんなで歌えたら楽しそうですよね。

意味もわかって歌えば、いきなり平和にはならなくても、ひとついい人間になれそうです。

ぜひ暗記するまで歌いこんで、英語表現をあなたのものにしてみましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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